はてなブックマーク開発ブログ

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はてなブックマーク透明性レポート(2024年11月~2025年2月)

2024年11月~2025年2月(2025年第2四半期)の透明性レポートを公開します。

なお、透明性レポートについては、今後、対象サービスを拡大する方向でのリニューアルを準備しております。2025年8月より集計を開始し、2026年2月公開予定です。
リニューアルに伴い、はてなブックマーク透明性レポートは今回をもって一旦終了させていただきます。また、第2四半期分のレポートの公開が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

削除依頼、発信者情報開示請求等の状況

削除申立の受理、対応の状況は下記の通りです。書式の不備や要件を満たしておらず正式に受理できなかった依頼、請求は含みません。

2024年11月 2024年12月 2025年1月 合計 (前期合計)
記事に対する削除依頼 6 13 14 33 (48)
コメントに対する削除申立 0 0 0 0 (2)
発信者情報開示請求 0 0 0 0 (0)

なお、記事に対する削除依頼は、すべて、すでに元記事が削除されたコメント一覧ページに対するものです。このような場合、はてなブックマークではタイトルと引用情報を削除し、noindexタグを設置いたします。
コメント一覧ページは検索結果からは除外されますが、ユーザーのブックマーク情報やコメントは削除されません。

スパムアカウントに対する利用停止措置の状況

はてなブックマークではスパム行為を行っている、あるいはスパム行為を意図して不正にアカウントを取得し運用しているアカウントのサービス利用を停止しています。
利用停止措置は、通報やパトロールを経てスタッフによる目視確認によって行うものと、システムで検知して自動で行うものがありますので、それぞれの件数を公開します。

2024年11月 2024年12月 2025年1月 合計 (前期合計)
目視 1052 636 3834 5522 (1283)
システム 37 55 43 135 (94)
合計 1089 691 3877 5657 (1377)

2025年1月から海外からのスパムコメント投稿が再度増加しています。内容は、主にゲームのチートツールやゲーム内通貨の取得を謳うサイト、またスポーツ等の違法配信サイトに誘導するものです。

アカウントの取得経緯から明確にスパムアカウントである場合にはサービス利用前に利用停止していますので、通報数に比して利用停止対象となったアカウントが多数となります。

スパムエントリーに対する公開制限措置の状況

はてなブックマークではスパム行為の対象となっているエントリーに対し、人気エントリーや新着エントリー、検索結果などの公共性のある箇所への表示を制限しています。表示制限措置の対象となったエントリーの件数を公開します。

2024年11月 2024年12月 2025年1月 合計 (前期合計)
スパム行為 35 49 49 133 (137)
アダルトコンテンツ 0 0 0 0 (0)
その他 2 0 0 2 (4)
通報に基づかない 45 6 18 69 (169)
合計 82 55 67 204 (310)

通報の状況

はてなブックマークでは、不適切なエントリーと不適切なブックマークコメントそれぞれに通報を受け付けています。通報の件数を公開します。

エントリーに対する通報

2024年11月 2024年12月 2025年1月 合計 (前期合計)
スパム行為 124 195 180 499 (498)
アダルトコンテンツ 5 8 18 31 (10)
その他 19 32 34 85 (55)
合計 148 235 232 615 (563)

コメントに対する通報

2024年11月 2024年12月 2025年1月 合計 (前期合計)
スパム行為 2135 1055 2773 5963 (1302)
犯罪予告 39 42 51 132 (125)
差別、侮辱、嫌がらせ 950 1281 1264 3495 (3320)
その他 104 69 92 265 (89)
合計 3228 2447 4180 9855 (4836)
通報を受けた月間ユニークユーザー数 750 725 865 2340 (1888)

スパムがさらに増え、コメントに対する通報は前期の倍となっています。通報対象となるユニークユーザー数も増えています。

差別、侮辱、嫌がらせといったコメント内容に対する通報については大幅な増加はなく、多数通報を受けているコメントについても明らかに不適切なものは減少しています。

これは、注意勧告や利用停止措置により不適切な利用が改善されてきたという側面もありますが、今期は大規模な選挙や災害などがなく、世論を分断するようなニュースも少なかったため、結果的に不穏当なコメントも投稿されにくくなっていたとも考えられます。

利用停止、注意勧告について

特に多数の通報を受けているユーザーの利用を定期的に確認し、不適切、不穏当な表現が継続的に投稿されており、利用を継続することにより今後エスカレートするおそれがある場合、利用を是正するため投稿者に対し注意勧告を行っています。

その後、経過を観察し、利用状況が是正されない場合や、一時は是正されたものの再度不適切な利用があった場合にはコメントの公開を停止しています。

今期の対応状況は下記の通りです。

注意勧告したアカウント:1アカウント
改善が見られず公開停止:4アカウント
経過観察中:1アカウント

過去に注意勧告を行い、利用状況に改善が見られたものの、時間経過により再度不適切なコメントが多くみられるようになり公開停止になったアカウントが複数ありました。

なお、攻撃目的でのアカウント取得や、捨てメールアドレスを利用したアカウント取得、複数アカウントの利用など、明確なガイドライン違反として注意勧告を経ずに利用停止としたアカウントについては上記集計対象に含めていません。