はてなブックマーク開発ブログ

機能変更、お知らせなど

ブックマークをTwitterへ投稿する際のURLを「ブックマークした元のページ」に統一しました。あわせて、Twitter連携機能で複数の改善を行いました

本日、はてなブックマークの「ブックマークをTwitterへ投稿する機能」「TwitterでツイートしたURLをブックマークする機能」の2つの機能について、それぞれ改善を行いました。

  • 「ブックマークをTwitterへ投稿する機能」の改善
    1. Twitterへ投稿したときの短縮URL(htn.to)のリンク先を「ブックマークした元のページ」に統一
    2. コメント一覧ページのツイート設定を、「コメント一覧ページのURLも同時に投稿できる設定」に変更
    3. ブックマークのタグを、Twitterではハッシュタグとして投稿
  • 「TwitterでツイートしたURLをブックマークする機能」の改善
    1. Twitterのハッシュタグも、ブックマークのタグとして認識
    2. ツイート本文の大部分がリンク先のタイトルである場合、ブックマークコメントを自動的に省略

以下、順番にご説明いたします。

「ブックマークをTwitterへ投稿する機能」の改善

1. Twitterへ投稿したときの短縮URL(htn.to)のリンク先を「ブックマークした元のページ」に統一

Twitter連携機能を使ってブックマークをTwitterに投稿する際の短縮URL(htn.to)のリンク先を、設定によらず、常に「ブックマークした元のページ」とするよう変更しました。この変更に関しては、改めて設定いただく必要はございません。


これまでは、ブックマークをTwitterへ投稿する機能の仕様変更により、ブックマークをTwitterへ投稿する際、デフォルト設定ではコメント一覧ページへ、設定によってはブックマークした元のページへリンクしていました。

しかしこの仕様変更では、以下のような問題があり、ユーザーの皆さまからもご指摘をいただいておりました。

  • デフォルト設定の変更により、意図せずコメント一覧ページへのリンクを投稿してしまう
  • Twitterのフォロワーからは、リンク先がブックマークした元のページなのか、コメント一覧ページなのか見ただけでは分からず、また選ぶこともできない
  • コメント一覧ページを投稿する設定の場合、Twitter上ではブックマークした元のページへの言及と認識されないため、Twitterの公式検索機能やWebサイトに置かれたTwitterボタンの数字など、Twitterで言及されたURLの集約機能があるWebサービスを混乱させてしまう

これらの問題を踏まえ、今回の改善を行いました。今後「ブックマークをTwitterへ投稿」機能を使ったときの短縮URL(htn.to)のリンク先は、実際にブックマークしたページのURLのみを指すようになります。

仕様変更により混乱を招き、申し訳ございませんでした。問題をご指摘いただいた皆さま、ありがとうございました。

2. コメント一覧ページのツイート設定を、「コメント一覧ページのURLも同時に投稿できる設定」に変更

これまでの「コメント一覧ページをTwitterに投稿する設定」を、「ブックマークした元のページのURLに加え、コメント一覧ページのURLも短縮しない状態でTwitterに投稿する設定」に変更しました。

設定によって、ブックマーク先ページへのリンクとコメント一覧ページへのリンクの両方をツイートできます。コメント一覧ページへのリンクは、コメント数とあわせて記載します。ブックマーク先ページはhtn.to、コメント一覧ページは短縮していないURLで表示するので、Twitterのフォロワーもどちらを見るか選択できます。コメント一覧ページへのリンクは、設定でオフにすることができます。

ただし以下の場合は、設定をオンにしていても、コメント一覧ページへのURLを自動的に省きます。

  • ツイートの文字数制限(140文字)を超過する場合
    • 長いコメントを投稿する、タイトルやタグをツイートに含める設定にしているなどの条件により、コメント一覧ページのURLを含めると140文字を超過する場合
  • ブックマークした時点で、他のコメントが1件も存在しない場合

本機能は、設定ページから設定できます。実際のツイート例もご確認いただけます。

設定については、新規ユーザー様のデフォルトはオンとしました。また、既存ユーザー様でこれまでの「コメント一覧ページをTwitterに投稿する設定」をオフにしている場合は、その設定を引き継ぎ、本設定もオフとしました。この機会に設定をご確認いただき、ぜひ一度お試しいただければと思います。

なお、この変更に伴い、前回のブックマークをTwitterへ投稿する機能の仕様変更でご案内した、はてなブックマークGoogle Chrome拡張において、Twitterへ投稿するリンク先をコメント一覧ページにするかブックマークしたページにするか選べる機能は、その必要性が薄まったと考え、削除しました。

3. ブックマークのタグを、Twitterではハッシュタグとして投稿

ブックマークをTwitterに投稿する際、「Twitterへの投稿にタグを含める」設定をオンにしていると、これまでは先頭に“[]”で囲んだ形でタグをツイート本文に含めていましたが、Twitterのハッシュタグとして投稿するように変更しました。

ハッシュタグとは、Twitterのツイートにタグをつけることで、同じトピックに興味のあるTwitterユーザー同士が、お互いのツイートを発見しやすくなる機能です。「#hatena」のように表記されます。

ハッシュタグは、2011年7月に日本語対応しました。ハッシュタグの用途がはてなブックマークのタグと似ていることから、ブックマークをTwitterへ投稿する際には、ツイートの先頭にタグを“[ ]”で囲んで付加するのではなく、ツイートの末尾にハッシュタグとして付加すると、利便性が高くなると考えました。

本機能は従来通り、設定ページから設定できます。実際のツイート例もご確認いただけます。

ハッシュタグを通じて、Twitterのフォロワーにとどまらず、そのハッシュタグのトピックに興味がある他のTwitterユーザーにも、興味深いページや、コメント一覧ページにある他のコメントの存在を知らせることができます。設定については、新規ユーザー様のデフォルトはオフ、既存ユーザー様はこれまでの「タグの有無」設定を引き継いでいます。この機会に、ぜひ一度お試しください。

「TwitterでツイートしたURLをブックマークする機能」の改善

1. Twitterのハッシュタグも、ブックマークのタグとして認識

「Twitterからブックマークを追加」機能でタグを付加する方法として、Twitterのハッシュタグに対応しました。

これまでは、ツイートの先頭に“[はてな]”のように表記する方法でタグを認識、追加していましたが、今後はこの方法に加え、ツイートに含まれるハッシュタグもブックマークのタグとして認識、追加します(従来の方法も引き続き認識します)。

この機能追加により、ハッシュタグ入力支援機能があるTwitterクライアントなどから、今までより手軽にブックマークをタグで分類できるようになります。また、はてなブックマークのタグ検索機能を通じて、同じタグに興味がある他のはてなブックマークユーザーに、興味深いページの存在をより簡単に知らせることができます。

2. ツイート本文の大部分がリンク先のタイトルである場合、ブックマークコメントを自動的に省略

Twitterからブックマークする際、ツイート本文の大部分がリンク先ページのタイトルである場合は、ブックマークコメントに投稿せず、自動的に省くよう変更しました。

この変更により、外部のツールなどを利用してタイトルを含めてツイートした場合、意図せずタイトルがブックマークコメントとして登録されることがなくなりました。コメント一覧ページの「新着コメント」タブにブックマークしたページのタイトルが並ぶ現象が少なくなることを想定しています。


「TwitterでツイートしたURLをブックマークする機能」は従来通り、設定ページから設定できます。

よりTwitterとの親和性が増し、興味深いページを共有するツールになったはてなブックマークを、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。