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はてなブックマーク透明性レポート (2023年 11月-2024年1月)

透明性レポートについて

はてなブックマークでは、2023年8月~10月集計分より、四半期に1度の透明性レポート公開を開始しました。
これは、コンテンツに対する削除依頼等への対応や、スパム行為、不正行為等に対する措置について透明性を確保していく取り組みとして公開可能な数値データを公開する取り組みです。

削除依頼、発信者情報開示請求等の状況

はてなブックマークで自動引用された記事に対して削除依頼を受けた場合、元記事がすでに削除されていれば原則として引用箇所とタイトルを削除しています。
また、はてなブックマークコメントに権利侵害となる情報が含まれる場合、プロバイダ責任制限法に基づき削除申立や発信者情報開示請求を受理しています。
受理の状況は下記の通りです。
書式の不備や要件を満たしておらず正式に受理できなかった依頼、請求は含みません。

2023年11月 2023年12月 2024年1月 合計 (前期合計)
記事に対する削除依頼 10 10 3 23 (39)
コメントに対する削除申立 3 1 0 4 (4)
発信者情報開示請求 0 0 0 0 (0)

なお、2023年11月から2024年1月の間に削除申立を受けたコメントは、投稿者による自主削除、または意見照会期間内に返信がなかったため、すべて非公開となっています。

スパムアカウントに対する利用停止措置の状況

はてなブックマークではスパム行為を行っている、あるいはスパム行為を意図して不正にアカウントを取得し運用しているアカウントのサービス利用を停止しています。
利用停止措置は、通報やパトロールを経てスタッフによる目視確認によって行うものと、システムで検知して自動で行うものがありますので、それぞれの件数を公開します。

2023年11月 2023年12月 2024年1月 合計 (前期合計)
目視 64 205 270 539 (144)
システム 58 101 94 253 (91)
合計 122 306 364 792 (235)

今期は海外からGmailのセーフティアドレスを利用して複数のアカウントを登録し、それらアカウント群がコメントでスパム投稿を行っていることが確認されました。この対応のため通常より対応数が増えています。

なお、2023年12月に、システムの誤検知により誤ってアカウントの利用が停止されていると見られる現象がありました。本件についてはすでに対象となったアカウントの利用制限は解除されております。また、誤検知によって停止されたアカウントについては上記集計には含めておりません。
誤判定の対象となりましたユーザー様には、ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

スパムエントリーに対する公開制限措置の状況

はてなブックマークではスパム行為の対象となっているエントリーに対し、人気エントリーや新着エントリー、検索結果などの公共性のある箇所への表示を制限しています。表示制限措置の対象となったエントリーの件数を公開します。

2023年11月 2023年12月 2024年1月 合計 (前期合計)
スパム行為 18 14 10 42 (49)
アダルトコンテンツ 0 0 0 0 (0)
その他 1 1 17 19 (10)
通報に基づかない 45 21 17 83 (93)
合計 64 36 44 144 (153)

通報の状況

はてなブックマークでは、不適切なエントリーと不適切なブックマークコメントそれぞれに通報を受け付けています。通報の件数を公開します。

エントリーに対する通報

2023年11月 2023年12月 2024年1月 合計 (前期合計)
スパム行為 53 73 70 196 (168)
アダルトコンテンツ 1 1 3 5 (9)
その他 29 27 43 99 (51)
合計 83 101 116 300 (228)

コメントに対する通報

2023年11月 2023年12月 2024年1月 合計 (前期合計)
スパム行為 169 160 110 439 (650)
犯罪予告 40 25 60 125 (75)
差別、侮辱、嫌がらせ 988 1012 1318 3318 (2474)
その他 31 20 54 105 (70)
合計 1228 1217 1542 3987 (3269)

今期、「差別、侮辱、嫌がらせ」としての通報が大幅に増加しておりますが、内容を検証いたしましたところ、政治や社会問題など賛否の分かれる話題において、特に問題のないコメントを自身と意見が異なるという理由で「差別、侮辱、嫌がらせ」として通報していると見られるケースが多く、特定の投稿者の投稿に対して内容を問わずに網羅的に通報を行っていると見られる事例もありました。そのため、必ずしも不適切な投稿の増加を反映しているとは言えないものと考えています。

犯罪予告として通報を受けたコメントについても、多くは実際に犯罪を実行したり教唆するものではなく、比喩的な表現である事例がほとんどでした。過度に暴力的な人身攻撃に類する表現に対しては注意勧告などの対応を行っておりますが、犯罪予告として警察に通報は行ったものはありませんでした。

なお、ユーザーに対する注意勧告について数値の公開は行っておりませんが、2024年2月より注意勧告状況についても定量的に計測を開始いたしておりますので、次回のレポートより公開を予定しています。